霊の種類と除霊

除霊とは、人間に取り憑き、なんらかの悪さをしている霊を取り除くことです。霊のすべてが人間に悪影響を及ぼすわけではありません。原因不明の体調不良や、不運なこと、悪いことが続く場合に、なんらかの影響を与えているかもしれないのが、「怨霊(おんりょう)」や「地縛霊」などの低級霊に分類される霊です。この記事では、除霊や霊に関することをお話ししています。霊に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひ読んでみてください。

除霊と浄霊

除霊

除霊と浄霊は、よく同じものだと思われていますが、この2つはまったく異なるものです。除霊は、人間に取り憑き、原因のよくわからない体調不良、精神の不調、不運の連続など、さまざまな悪いこと(霊障)を引き起こしている霊を取り除く行為のことです。 一方の浄霊は、除霊した霊を、霊がいるべき場所へと誘導するための行為のことを刺します。そのため、浄霊だけを行うことはできず、除霊と浄霊は、基本的にはセットで行うものです。たとえば、除霊だけしてしまっても、霊は正しい居場所へと導いてもらっていないため、また取り憑いていた人の元に戻ってしまう可能性があります。これでは除霊した意味がないので、セットで行うことがとても大切です。

除霊や浄霊は、日本ではお寺や神社、また霊能者に依頼するのが一般的です。

日本だけではない、海外にもある除霊の考え方

除霊

日本には、霊に取り憑かれ、霊障に悩んでいるという人たちが相談できる場所があります。特定の霊の除霊に強いという神社もあります。

徳島県にある賢見(けんみ)神社はそのひとつです。賢見神社は、犬神憑きやきつね憑きなどの除霊を行う神社としてよく知られています。この賢見神社は険しい山の中にあり、アクセスが非常に難しいにもかかわらず、多くの人々が訪れます。賢見神社は、日本で唯一、犬神憑きを除霊できる神社として有名ですが、ここを訪れる人が持っている悩みはさまざまです。頭痛や腰痛が続くなど、多くの人が、原因不明の体調不良を抱えているのです。ここを訪れる人々は、犬神憑きを除霊する神社だからという理由で訪れたのではありません。ほとんどの人は何も知らず、しかも、霊的なことにも関心がない人たちです。しかし、お祓いが終わると、多くの人たちがなんらかの効果を感じているといいます。

実は、海外にもお祓いにより悪魔を取り除くという考え方があります。もちろん、日本と同じわけではありませんが、悪魔憑きを取り除くために、古くから儀式が行われていたそうです。

もちろん、今を生きる多くの日本人は、霊的な現象についてあまり知ろうとしませんが、それでもなお、神社や霊能者を頼っています。このような状況も、海外の悪魔憑きと同様に考える研究者もいるようです。海外の人たちも霊的な現象については信じない人が多いのですが、その儀式をとおして症状が和らぐということについては、現実として受け止めているようです。

除霊、そして医療に関係があるかどうかは、今のところ科学的に検証がなされているわけではありません。しかし、世界的にも、そこに何かがあるのではないか、と考える人がたくさんいることは間違いないところでしょう。

霊には種類がある

除霊

霊には種類があり、人間に取り憑くと悪影響を及ぼす霊もあれば、人間を守り、良い影響を与えてくれる霊もあります。

低級霊

低級霊は、人間に取り憑いて、なんらかの悪い影響を与える霊で、いくつかの種類があります。

地縛霊は、思い入れのあった場所にいる霊です。その場所にいることで、その場所に関係する人物や物を保護してくれるような良い影響を与えることもありますが、恨みを持っていて、人に悪影響を及ぼすこともあります。交通事故、災害など、突然、亡くなられた方の霊が地縛霊となっているケースもあります。死が突然のことだったので、まだ死んでしまったという認識がなく、その場にいるのです。

怨霊は、恨みを持ったまま亡くなった人の霊、もしくは、憎しみなどの感情を持った人の生霊であると考えられています。激しい怨念を持った人が、たとえば事故死などで亡くなった場合、体だけが突然、生という活動を止めると、霊魂は突然のことで空中をさまようことになります。古くから語り継がれている「浮遊霊」は、こうした霊のことを言い、怨霊は、その一種だと考えられています。

守護霊

守護霊は、人を守ってくれる霊です。考え方は異なるものの、「人を守ってくれる」という点で考えると、世界中に同様の信仰が存在します。日本では、守護霊は人を守るだけではなく、物を守ってくれるという考え方もあります。よく知られているのは「座敷わらし」でしょう。座敷わらしは東北地方に伝わる子供の妖怪で、旧家の奥座敷に出没し、家人にいたずらをしたり、家を歩き回ったりするといわれています。座敷わらしが出没する家は、運気が上がるといわれていますが、逆に座敷わらしが姿を消すと、家は凋落するといわれています。

動物霊

日本では、昔から「きつね憑き」がよく知られています。先ほどご紹介した賢見神社は、このきつね憑きのほか、犬神憑きも落としてくれるとのことですが、きつねや犬といった動物の霊のことを「動物霊」といいます。

神道では、すべてのものに霊魂が宿ると考えます。当然、動物にも霊魂があると考え、動物の霊魂と自然界で発生する現象を結びつけて考える傾向もあります。狼(大神)を祀る神社があることはよく知られていますし、きつねを祀るお稲荷さんは、私たちの身近なところにもあります。

仏教においては動物霊という考え方はありません。そもそも、仏教には霊魂という概念はないと考えられているからです。ただ、日本に伝わった当時の仏教には、まだヒンズー教の影響が色濃く残っていたとされ、神道と似た動物霊のような考え方もあったようです。たとえば「馬頭観音」はヒンズー教のビシュヌ神がそのオリジナルだと考えられており、日本でも信仰の対象となっていることはご存じのとおりです。

そのヒンズー教は、インドに端を発する宗教です。ヒンズー教では霊魂は動物にも宿っていると考えます。ヒンズー教では、牛は神様の使いで神聖な生き物です。ヒンズー教のお寺には、ワシの神様「ガルーダ」や蛇の神様「ナーガ」、サルの神様「ハヌマーン」など、動物の神様が数多く祀られています。

キリスト教やイスラム教では、動物霊という考えは特にありません。魂という考え方が、神道とはまったく異なるからだと考えられます。キリスト教には「聖霊」という考え方があり、人間には聖霊があるので、良い行いができる、そしてその行いが人間を救うことにつながると考えます。イスラム教でも似たような考え方がありますが、どちらの宗教でも動物に魂があること自体は否定していません。

霊障が続き不安に感じている人は相談を

除霊

原因不明の体調不良が続く、悪いことばかりが重なる、そんな状況に悩んでいる人は、少しでも気持ちを軽くするために、除霊・浄霊を行っている霊能者に相談することをおすすめします。

霊能者が関係する詐欺被害なども多く発生しているため、さらに不安を感じてしまう人もいらっしゃるかもしれませんが、真摯に相談にのってくれる霊能者もいます。今はインターネット、スマートフォンの時代ですから、検索すれば霊能者の評判もすぐにわかります。クチコミをよくチェックして、ウェブサイトにも消費者保護のための文言が掲載されているなど怪しいところがなければ、それほど心配することはありません。